信濃設計研究所/nano Architects
赤城の家 群馬県赤城山別荘地
    -  関東平野を 『借景』 とした別荘。 赤城山から富士山まで・・・。


夜景 部屋から飛び出した梁が、屋根を支える


上尾市にお住まいの方の別荘です。上尾市からは1時間程度でこの赤城山麓の別荘地に行くことができます。

22坪ほどの別荘ですが、赤城山麓の敷地条件を活かした配置計画、木の優しさを感じられる2階のリビング・ダイニング、木々に囲まれた青空の下の2階テラスというように、第2の住居としても楽しめるようなアイデアを盛り込んでいます。

ガーデニングがお好きな方なので、様々な植物を楽しめるように、庭もできる限り確保しました。今では緑あふれる庭園となっています。

避暑地に近いこの別荘を拠点として長期滞在し、群馬・新潟・長野・栃木・・・へと足を延ばし、別荘ライフを楽しんでいらっしゃいます。
 

 赤城山〜関東平野
赤城山 赤城神社 近くの分譲別荘地に計画・建設された別荘です。
赤城山は、日本で最も広い平野である 『関東平野』 の北端にあります。
関越自動車道を新潟方面から高崎方面へ走っていると、渋川あたりで、いきなり正面に広大な関東平野が出現します。
山の中の暗闇から、突如現れる 『メガロポリス』 の光の渦は圧倒的で、地平線まで続く光の広がりは、銀河を見ているようです。
新潟方面から帰る方々で、この夜景を楽しみにしている方も多いことと思います。


 眺望を生かす
このような赤城山麓に位置しているこの別荘地の売りの一つは、夜には銀河のようになる関東一円を一望できる眺望です。
この敷地条件を最大限に生かしていくようなものを造りあげたいと思い、お客さんと相談しながら、いくつかの案を考えましたが、
最終的には、2階に大きなリビングを配置し、大開口による眺望を確保した、この案になりました。


 『借景』
2階リビングからは、前橋、高崎、伊勢崎から、埼玉、そして、新宿副都心、天気の良い日は、さらに富士山まで見渡すことができます。
つまり、このリビング空間は、関東平野を 『借景』 としているという大変贅沢な空間となっています。
南向きの2階のリビングは、床から桁梁までの全面窓となっています。さらに桁梁から軒桁までも窓になっています。
つまり、南面は『借景』を妨げないよう全面を窓にしたわけです。
この2階リビングの梁の上に床板をのせ、ロフトとしても利用しています。はしごで登ってゆくロフトの上から見る夜景も格別なものがあります。


 テラスとリビング
2階のリビングの南面・西側にはテラスがあります。
このテラスは8.5畳という大きなもので、床には無垢のデッキが敷かれており、下の写真のようにテラス用のテーブルセットをゆったりとおくことができます。
林の中の新鮮な空気を感じるテラスになってます。
22.5畳のリビングから8.5畳のテラスまで、連続した空間を活用し、いろいろな場面を想定した、いろいろな楽しみ方をすることができます。


 お風呂
お風呂は2階のテラスの下、南面1階に配置しました。3畳の広さのお風呂で、人工温泉も楽しむことができます。
窓からは木立を眺めることができます。
お風呂から出て、洗面脱衣室からすぐ庭のテラスに出ることもでき、自然と一体となった空間を満喫する事ができます。


 構造
この建物では、構造材である柱と梁に集成材を使用しました。
集成材の特徴は、変形が少なく、材の品質にばらつきがなく、強度が安定しているということです。
いうなれば、工場生産の鉄骨材などと同様な既製品材ということです。
ですから、熟練の大工さんが、材の性質と将来の変形などを予測し使用する場所を決めていくといった工程が必要ありません。
木造でありながら変形による仕上げ材への影響も少ない安定した建物といえます。


眼下に広がる関東平野    全景   2階居間 南面の全開口窓 関東平野の夜景     2階居間とロフト   8.5畳のテラス  3畳の浴室  

■ 赤城の家
建築場所 群馬県赤城山
用途地域 なし
構造・規模 木造軸組、2階建
敷地面積 170、14 u  (51、5 坪)
延床面積   75、35 u  (22、8 坪)
1階   33、95 u
2階   41、40 u
施工 (株)エフアイホーム
竣工 2000年 11月



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