M邸 茨城県古河市
     


 この住宅は、現在の日本の住宅を構成している、典型的な5つの要素を取り入れて造られています。 
1、ビルトインガレージ
2台分の駐車スペースを確保するため、敷地の高低差を生かして上部に居間を造り、下部を車庫にしています。
立体的に空間を有効利用する事により、庭を確保することができます。
2、スキップフロア
1階の食堂から半層スキップしている畳敷きの居間。下部は駐車スペースです。
3、吹抜
1階の食堂と半層スキップしている居間、2階の寝室・廊下を繋げる吹抜空間。
吹抜は、適度な容積におさえることが大切です。
4、床暖房
高い天井の吹抜に面する1階の食堂と半層スキップしている居間に設置された床暖房。
燃料は経済的な灯油、低温水で優しく暖めます。
5、ロフト
2階の子供部屋上部に設けられたロフト、2つの子供部屋がロフトを通じてつながれ、格好の遊び場となります。8畳の広さがあり、さまざまな利用が考えられます。
 日本の住宅状況を考えてみると、敷地条件に対する2台分の駐車場の確保が大問題となります。  
よく見られる敷地の広さでは、建物の他に車を2台駐車すると、庭がなくなってしまいます。  
敷地の高低差80cmを生かし空間を立体的に利用し、上部居間・下部駐車場といった、1階と半層ずれたスキップフロアや、屋根裏空間を利用しロフトとする、といった空間利用とそれを補足する床暖房というように、限られた空間を、敷地の条件を生かし立体的に最大限利用すると、必然的にこの住宅のような5つの要素による住空間構成となります。  

外観 外観
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2階 子供室1  2階 子供室2  ロフト1 4畳



M邸  
建築場所

 茨城県古河市

用途地域  第1種住居地域
構造・規模  木造軸組、2階建
 敷地面積  176、46 u  (53、3 坪)
延床面積  166、52 u  (50、3 坪)
 1階   91、43 u
2階   62、70 u
施工  秋元工務店
竣工  1997年 4月