8月 30th, 2010
■唐津街道の前原宿を見学してきました。
「古民家蘇生工房」さんの古民家再生の事例をお聞きするために
ビルストック研究会の皆さんと糸島市前原中央にある「古材の森」
に行きました。講演が始まる前に古材の森内の喫茶店でお茶をして、
まち歩きをしました。

「古材の森」 古民家を再生して利用されています。

もとは旅館だったそうで、映画で見たことのあるような、見事な吹き抜けがありました。
1階は喫茶店になっており、和室の座敷にてゆったりとお茶を楽しむことができます。
ケヤキの大黒柱、マツの大梁、巾3尺もありそうな一枚ものの「ちょうながけ」仕上げの床板が
残っており、それぞれ見事に再生していました。
■前原宿

保存状態の一番よい建物「辰美商店」。これはいい!

明治から戦前期までの時代的雰囲気を彷彿とさせる瀟洒な建物。
病院として利用されています。
はたして、この建物はどういった歴史を歩んできたのでしょうか?
長田さんの看板を多く見かけました。




これも、まち歩きの一つの面白さです。
手描きの看板
夕日にそびえる鉄塔
■「古民家蘇生工房」さんの取り組みをお聞きして、思ったより予算をかけずに
再生できることがわかりました。
リノベーション同様、どの程度手をかけて再生するのかは大変幅が広く、一概に
坪単価でいってしまうことはできませんが、それぞれのレベルに合わせて古民家も
再生することができるとのことです。
古民家再生が一般的になる日も近いかもしれません。
■「古材の森」さんでは、古材や古建具を太宰府市のほうで販売しているとのことで、
機会がありましたら、そちらの方も見学したいと思っています。
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8月 5th, 2010

■ 「旧志免鉱業所竪坑櫓」見学-02 「大正町商店街」

時間が止まったような町、大正町商店街を目指して移動。
シャッター通りの路地を抜けていきます。古民家もところどころに残っていました。
ぜひ、このまま保存していって欲しい建物です。

アーケードをよく見てみると、なんと木製のトラス構造でした。初めて見た木造のアーケード・・・これは貴重です。
木の表面をみると、長い年月が経っているのが分かります。むき出しの鉄の部分は、塗装が剥げ、サビが出てきています。
これが時間を耐えて存在してきた「物質」の魅力です。サビや劣化が価値を下げることであると決め付けることはできません。
地元の方々にお聞きすると、炭鉱町の繁華街の中心として大変賑わっていたそうです。
左側に「ヒミツ基地732」発見。いったいなんなのでしょう・・・。
シャッターに貼ってあったポスターを見るとコメディーナイトの案内が・・・秘密基地732劇場でした。

けっこう新しめの看板が・・・「レディスショップ トムヤ」、なんかいい。
←星野くん
この映画のセットのような大正町商店街に若者たちと一緒に感激しながら練り歩きました。
現に昭和の時代そのままに保存されているこの大正町商店街で、炭鉱町舞台の映画「信さん」(平山秀幸監督、主演・小雪さん)のロケが2008年10月に行われました。地元のエキストラも出演されているそうです。

昔の長屋を彷彿とさせる裏路地。ここにも哀愁が漂っています。
■感性豊かな若者たちは、確実にこの雰囲気を敏感に感じ取り、受け止めていました。
表面的な日常と重なる無機質で形式的な現代の街並みの軽薄さに辟易している若者たちにとって、リアル感のある志免竪坑と大正町商店街とその界隈は、心ひかれる貴重な文化遺産となっています。
■「大正商店街」とその界隈には、映画のロケとしても利用出来るほどの完成度で昭和の雰囲気が保存されています。
これは、炭鉱竪坑と等しく貴重な遺産といえます。
この他に見られない魅力的な昭和の哀愁ただようこの街を、全体的に保存していくことを希望します。
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