■ 下関街歩き – 01:「晋作」

3月 1st, 2013

■下関街歩き-01 : 「晋作」

下関市内、「厳島神社」を出発点にして、25人ほどのみなさまと街歩きをしてきました。
「明治維新」、「壇ノ浦の合戦」はもちろんですが、昭和時代の建築物・大衆文化も見逃せないものが多々あり、幅広く、奥行きのある街歩きとなりました。

■ 「晋作」

何かあるだろうと思って楽しみにしてた「晋作」。はたしてどんなお店があるのだろうと思ったら、
出発点にありました(笑)・・・「本格炭火串焼・鉄板焼・石焼ビビンバ 晋作」
大衆文化が大好きなのが歴史上の人物や著名人がもつイメージや物語、ブランド力といってもいいかもしれません。ここでは、焼肉屋さんが私も大好きな幕末の志士「晋作」を手に入れたようです。


昭和の典型的なテント生地のサイン。それほど古くはないようです。もともとのアーケードはサビが出て良い感じに醸成されています。


↑ 「維新幕末年表」 その下に 高杉晋作の写真 そして、右側には看板が・・・


↑ 「全国晋作会連合会 下関支部」!
空白があると、色々”貼りもの”を貼ってしまうのも人情、大衆文化の特徴ですね。


↑ 神社の横の一等地に陣取る「晋作」。

神社横というロケーションを考えれば、鳥居横のこの2棟は、建物自体、日本家屋の質の高い良い建物なので、「晋作」と、お隣の青果・鮮魚やさんのテントサインだけでも取り払ってしまえば、景観上非常に良くなり、品も出てきそうです。一般的視点でみると観光地としてもそちらのほうが良いようです。
しかし、大衆文化的(サブカル的)視点では別の見方ができます。”景観”とか”品”とかそんなものはお構いないに、商売根性丸出しのまったくセンス無しの”昭和的ベタ感覚”で装っているところにおもしろみがにじみ出てきます。
この、「にじみ出てくるおもしろさ」に着目して街歩きをすると、まったく別の街の姿が現れてきます。日常の大衆文化をどのように評価すればよいのかは、まだわかりませんが、大衆文化的(サブカル的)視点が広まってきているのも確かなので、これからの街歩きでは、様々な視点で、自由に、自分の感性で街の姿を捉えることが楽しいのではないかと思っています。

次回に続く・・・

 

 

 

 

 

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