2016.06.17「例外のほうが多い時代」の新OS ラフスケッチ
-
すでに「近代」は過去の一時代となってしまったのか・・・
コントロールできない外力が例外状態を日常化し、資本主義が限界をむかえつつあるかもしれない「ポスト近代」に突入しているこれからの実体社会の原理原則は、いったいどんな概念・精神・システムなのだろうか?
2016.03.08「ソーシャルデザイン実績ガイド」:筧裕介さん著:英治出版
-
もし、若者が学校で勉強する理由が「自分の生活エリア防衛のため」ならば、「生活エリアに関わるさまざまな領域と要素を横断した知識や思考力」が必要になるだろう・・・
2016.01.22「まちづくり デッドライン」:木下 斉 (著), 広瀬 郁 (著), 日経BP社
-
なぜ若者は学校で勉強しなければならないのか?
その答えは、「自分の生活エリア防衛のため」といってもあながち間違えではない時代がきてしまったのかもしれない。
2015.09.06「資本主義こそが究極の革命である」 編著:宇野 常寛さん 角川書店
-
"あとがき"にあるように、「資本主義からは価値は生まれない」といった学者へに向けた、「資本主義こそが究極の革命である」という夢と希望にあふれたこれからのあるべき時代観、社会の方向性を指し示す内容でした。
2015.08.15「資本主義の終焉と歴史の危機」著者:水野 和夫 さん <集英社新書>
2015.06.11「なんにもないところから芸術がはじまる」椹木野衣さん著<新潮社>
2015.04.07■ 「D.I.Y.精神とはなにか? : 2014」- 01
-
近代デザインの出発は、誰もが他からの強制(力)を受けることなく、自らの生活様式を決定し、自由なデザインを使うことができるのだという前提を条件のひとつにしていた。柏木博編・著『近代デザイン史』 より
2015.03.07■ 「リノベーションとはなにか? : 2014」- 02
-
「リノベーションとはなにか? : 2014」 この定義は次の8項目で構成されています。8項目の概要を見てみましょう。
1. 時代の大転換期
2. 文化移行現象
3. 近代ライフスタイルの完成
4. 不動産の大衆解放化
5. フラットで多様な価値が混在する底の抜けた世界
6. 大衆主体・主導の文化
7. 身体の延長としての自分空間
8. リ・イマジネーション
2015.02.20■ 建築+デザイン界を侵蝕する「セカイ系」-02
2015.02.04■ 「リノベーションとはなにか? : 2014」- 01
2015.01.18「中国化する日本」増補版 著者:與那覇 潤さん <文春文庫>
2014.11.01■ 建築・デザイン界を侵蝕する「セカイ系」-01
-
海外に向けて自分の作品を発表することなどあり得ないと思っていました。わずかな可能性として、とにかく日本国内で有名になり、名声を得て、ようやく海外のメディアに取り上げられる(かもしれない)という、絶望的にも思えるほど果てしなく長い道のりが必要だったのです、それまでは・・・
2014.08.05『自由とは何か』 監視社会と「個人」の消滅 著者:大屋雄裕さん ちくま新書
2014.07.19『荒木飛呂彦論』 著者:加藤幹郎さん:ちくま新書
-
『荒木飛呂彦論』という題名で、マニエリスム超長編漫画(と名づけてますね)『ジョジョの奇妙な冒険』について解説してくださっている本です。副題に『マンガ・アート入門』 とあるように、”ジョジョ”に縁がない方にも鑑賞ポイントをわかりやすく説明してくださっていますので読んでみてはいかがでしょう。
2014.07.09『つながる図書館』 著者:猪谷千香さん <ちくま新書>
-
この本は"図書館とは何か"を考えるための事例を集めた本です。それは同時に"公共とは何か"を考えることにもつながることがわかります。
そして、この本は"建築"の本です。
2014.05.26「ウェブ社会のゆくえ」 〈多孔化〉した現実のなかで
-
■ めまぐるしく更新されていくライフスタイル。電子メディアはますます生活に、人間関係に、社会に、侵食していっています。ウェブが無い世界は既にあり得ないほど魅力のない(不便な)世界になってしまっています。この本は、3.11を過ぎた2010年代初期の現実の実体社会とウェブ社会の関係性について論じられた、これからの社会の方向性を示唆する大変興味深い内容となっています。
2014.05.06「2013年度、卒業制作について」
-
5月に入ってしまい、だいぶ遅くなりましたが、昨年2012年度の作品を見てまとめた「2013.03.18学生のみなさんの作品評価基準について」を元に、2013年度の卒業制作について考えてみたいと思います。
今年の卒業制作は多様性にあふれ、優れた作品が多数ありました。その中でも、時代を表す特徴的な作品がいくつか見られましたので、それらの作品を見ていきたいと思います。
2014.05.05「市民自治」著者:福嶋浩彦さん:ディスカヴァー携書:2014
2014.04.21“The Times Transplantation Building / 時代移植”の”内”と”外”の評価について
2014.04.15「経済学の犯罪」 著者:佐伯啓思さん 講談社現代新書
2014.01.20『商店街はなぜ滅びるのか』 著者:新 雅史 さん 出版社:光文社新書
2013.12.15リ・イマジネーション時代のまち歩きの意義
2013.10.11近代日本の居住空間は、何を目指してきたのか?― 02 (三大水回り編)
2013.09.30近代日本の居住空間は、何を目指してきたのか?― 01 (概観)
2013.04.16福岡ビンテージビルカレッジ/第4回 「京都のビンテージが生みだす都市再生」 ― ご報告と私の感想
2013.03.18学生のみなさんの作品評価基準について
2013.03.16『n次創作観光』 著:岡本健さん NPO法人北海道冒険芸術出版
2013.02.18福岡ビンテージビルカレッジ/第3回 「食文化から生まれるビンテージ」 ― ご報告と私の感想
2013.02.04福岡ビンテージビルカレッジ / 第2回「オフィス文化から生まれるビンテージ」 ― ご報告と私の感想
2013.01.22福岡ビンテージビルカレッジ / 第1回 「私のVINTAGE LIFE」 ― ご報告と私の感想
2013.01.16福岡ビンテージビルカレッジ – 第2回 「オフィス文化から生まれるビンテージ」
2013.01.09近代建築の見所-01:長崎県松浦市-01:「西肥バス・松浦ターミナル」
2012.10.17多様なる視点が魅力の日本の大衆文化
-
本屋さんに行くと、様々な視点で構成されたいろんな本があります。 みなさんは、どの本、つまり、どの視点が好きですか?
日本では、大衆レベルで、新しい視点が次々と発見され、それがメディアで発表され、一定の賛同者を得ることができる文化 になったようです。
2012.09.16「リ・イマジネーションの世界」 仮面ライダーディケイド x ストック時代のリノベーション
-
「リノベーション時代とは、誰もがルームデザインをすることができる時代」に、なぜなったのか?
「リトル・ピープルの時代」(宇野常寛さん著)で平成仮面ライダー等を知り、今の時代がどのような時代なのかを感じることができました。
その後「ユリイカ9月臨時増刊号」でさらに様々な分野からの分析を知り、リノベーション現象とは、日本文化全体の大変革現象の中の一現象といってよいと考えております。
2012.08.17三大水回り空間の克服 – 近代の日本の大衆居住空間は、何を目指してきたのか?
2012.07.06近代以降の日本の大衆居住空間は、何を目指してきたのか?
2012.06.21リノベーションとは、生活環境のサードプレイス化である(?)
-
■ 近代建築が目指したライフスタイル
■ リノベーション現象とは、ポップカルチャー化現象である。
「自分の着たい服を着るように、”自分の住みたいデザインに住む” 時代」
■ リノベーションとは、生活環境のサードプレイス化である(?)
2012.06.14”家庭と仕事”の不安定化を補完する、個人的長期安定化空間”サードプレイス”必要時代(?)
-
”家庭と仕事”の不安定化を補完する、個人的長期安定化空間”サードプレイス”必要時代の人生モデルをラフスケッチしてみました。
個人単位で長期的安定化した目的化・目標化・希望化した空間(=例えばサードプレイス)を、実態空間であれネット空間であれ持つことができれば、 家庭、仕事で意図しない突発的な変化にも社会保障補完的な役割を担えるのでは?
2012.06.06日本は近い将来”サードプレイス”を中心とした社会になるのか?
2012.05.30専門分野は全てポップカルチャーに浸蝕される?
-
気がついたら、建築を学ぶ学生が建築専門誌を買うのは当たり前だった時代は終わっていました。
文化全体が”かわいい”に代表されるポップカルチャー(サブカルチャーもふくめ)に浸蝕されてきています。
2012.05.23リノベーション現象とは、日本の居住空間のポップ・カルチャー化現象である。
-
2004年ごろからリノベーションに携わって感じたことは、”社会の変革期がきている”ということです。 ”どう変わったのか?”が、なかなかつかめなかったのですが、この機にまとめてみました。
2012.05.17廃虚防止法時代 : 03 – 廃墟保存はあり得るのか? : 01
-
「廃墟建築士」(三崎亜記さん著)を手掛りに、”廃墟保存”の可能性を考えてみました。
これからどんどん空き家が増えてきます。どのような意義・理由・条件がそろえば”廃墟保存”が可能なのでしょうか?
2012.05.08廃虚防止法が本当に施行される時代になりました。– 02
-
「放棄建築物(空き家)の老朽化レベル」(「廃墟レベル」)の提案
これからどんどん空き家が増えてきます。
”空き家”、”廃屋”、”廃墟”など、どういった状態・感覚で言葉を使い分けているのでしょうか?
とりあえず、老朽化レベルでの分類を考えてみました。
2012.05.02廃虚防止法が本当に施行される時代になりました。
-
”空き家対策条例”の制定が増えているのをご存じでしょうか?
”廃墟”が増えて社会問題化してきているようです・・・
2012.04.24“同潤会”について調べてみました。(「Re1920記憶」in福岡に便乗)
-
同潤会は関東大震災の復興などを目的に、義援金の残金により設立されました。 日本の耐震・耐火性能に優れた鉄筋コンクリート造の集合住宅の方向性を決めた事業でした。 日本の近代集合住宅の黎明期がどのような状況であったのかを調べることは、時代の転換期をむかえている今の日本において、意味のあることではないでしょうか。
2012.04.17”ソーシャルデザイン”
2012.04.10近い将来、日本人はオフィスビルに住むようになる(?)
-
人口減少時代、ゼロ成長時代をむかえている現在、すでに建物の ”床” が余っています。
みなさんも見かけていると思いますが、街中のガラ空き新築オフィスビルがそれを物語っています。 当然ながら住居としての ”床” も既に供給過剰状態。
これらの有り余った ”床” をどう利用していくのかが、日本全体の課題です。