日本は近い将来”サードプレイス”を中心とした社会になるのか?

Posted by admin - 6月 6th, 2012 ↑ blog top

現在、社会の転換期をむかえているようです。ソフトインフラ=旧OSが機能しなくなり、新OSへと書き換えをしなくてはいけないのですが、以前のような富の分配ではなく、負担の分配をしなくてはいけないのでなかなか進みません。
若者達が思い描いている豊かであろうライフスタイルを想像し、それを元に、どのような社会になっていくのかをラフスケッチしてみました。

■ ワーク・ライフ・バランス (会社中心社会は終わり生活中心社会になってきているようです。)
今も昔も若者達が憧れるのは、自分の居心地のよい空間で、時間を忘れて自分が好きなことと戯れて生活することです。物質的、金銭的豊かさの実現後、時代の変換期をむかえている今の日本で、豊かさを示す基準の一つは、「この”戯れ空間”を、どれだけの”時間”手に入れることができているのか」ではないでしょうか?
文化の大衆化は進み、今や日本のポップカルチャー(サブカルチャーも含め)は世界の最先端を突っ走り、他国の追随をゆるさず、ついにガラパゴス化してしまいました。おたく的サブカルチャーもしだいに認知され、誰もがなにかしらの”おたく”(”おたく”という言葉がどうかは別にして)になることが生活の充実度につながっていくような雰囲気になっています。(例・韓流、山ガール・・・など)
若者達と話していると、仕事でも、趣味でも、おたくでも、他人の目を気にせず、損得なしで没頭できることを持っている人を、想像以上にうらやましく感じている人が多いように感じます。生活中心社会をむかえている中で、生活と仕事ともう一つの空間、自分と戯れることのできる空間=”サードプレイス”の質を重要視する社会となっていくのではないでしょうか?

■ 3つの自分を持つ時代。自分を保持できる場所。自分が自分で居れる場所。
自分とはなにか?不安定で流動的、価値のヒエラルキーがないフラット化した自由な社会で自分を保持するのは大変です。家庭と仕事はどちらも絶対安定的なものとはいえなくなってしまいました。自分が自分で居れる場所が求められているように感じます。

Ⅰ:生活:”自分A”
人口は減少、子供は減り、高齢者が増加、一世帯の人数は半分が2人以下となりました。核家族4人の標準モデルはあまり機能しなくなり、これから先は多様な家族形態が混在することが標準になるようです。今や家庭も安定したものとはいえなくなってきたようです。

Ⅱ:仕事:”自分B”
本物の資本主義がやってきたようで、会社の将来は予測できず、仕事は不安定、職場は流動的、定期昇給的収入アップは期待できない状態。仕事環境は不安定極まりない状態です。

Ⅲ:サードプレイス:”自分C”
このような中で、長期間にわたり普遍的安定性のある、過去と現在と未来を通して自分を見つめることのできる空間、つまり、”サードプレイス”が必要な社会になってきたように感じます。

■ 新コミュニティ。新社会保障。新経済主体。
サードプレイスは不安定化している家庭、職場、企業と家庭共同体に代わる、ソフトインフラとして機能する場となりうる可能性もあるのではないでしょうか?

■ ”サードプレイス”の機能イメージまとめ
リスクヘッジ → 家庭や仕事が意図せず激変したとしても居る場所がある
長期・安定的自分保持 → 長期的・安定的に自分が自分で居られる場所=戯れ空間
経済主体 → ”収益確保”の場所ともなりうる可能性
地域コミュニティの中心 → 時には”地域貢献”する場
相互補助的役割 → 他人同士でも役割を分担=”シェア”し相互補助しながら生活を守る
距離 → 距離無関係のネット空間、距離が関係する実態空間、それぞれの役割がある

 
 
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