仮設住宅はいや!?民間の賃貸物件に人気集中

6月 7th, 2011

■ 「仮設住宅はいや!?民間の賃貸物件に人気集中」:イザ! http://t.co/MbNIlH8

民間の賃貸物件を活用した仮設住宅への申請窓口を仙台市が開設したところ、希望者が殺到している。2日時点で取扱件数は2800件を超え、5月末までだった期限を延長した。「音が筒抜けでプライバシーのないプレハブはいや」といった声が多く、仮設住宅建設の遅れにも嫌気が差しているようだ。・・・とのこと。

災害救助法に基づく仮設住宅は、入居者数や間取り、家賃などの条件が折り合えば被災者と家主、県の3者が契約した民間の賃貸物件でも仮設住宅として認められる。・・・そうです。

現在、日本はビルストック時代に突入しています。余ったビルをいかに有効活用していくのかが日本全体の課題です。仮設住宅より、民間物件のほうが希望者が多いのなら、余った賃貸物件を利用するのを第一に考えることが必要です。
仮設住宅が完成するまでの時間がかからず、場所もいらず、建設費の節約にもなります。余っている賃貸物件を有効活用もできます。さらに、賃貸物件の建物延命にもつながり、廃墟化を防げます。建物の廃墟化が多くの街で問題になっている今、建物が生き続けられれば、オーナーばかりではなく街全体の利益にもつながります。まずは、民間物件活用を優先すべきではないでしょうか。

必要な仮設住宅、1万戸超減る 賃貸の家賃補助制度で(asahi.com)

5月 18th, 2011

■ 仮設住宅、1万戸超減る 賃貸の家賃補助制度 http://t.asahi.com/2ik4

asahi.com によると、
「・・・被災者向け仮設住宅の現時点での必要戸数は岩手、宮城、福島の3県で5万9200戸となり、これまでの見通しより1万2800戸減ったことを明らかにした。・・・」とのことです。

理由として
「戸数が減った要因は、被災者が自力で賃貸住宅を借りた場合、「みなし仮設住宅」として家賃を負担するとした国の政策転換だ。自治体名義の契約に置き換えれば家賃を補助することになった。」

現在、日本はビルストック時代を迎えています。余ったビル、(今回は空き賃貸物件)、を活用することが、最も迅速かつ低コスト、被災者にとって快適であり、ビルオーナーには経済効果も見込める手法。今回の処置は即効性、快適性、経済性、など有用性のある処置ではないでしょうか。
さらに、賃貸物件でないとしても、使われてないビルがあれば、いつできるかわからない仮設住宅より、リノベして活用すべきだと思いませんか?
ただ、以前あったコミュニティを保てるか、仕事、学校などの通勤にどれだけ負担になるか、元の居住地関連情報を遅滞無く得られるか・・・など問題もありそうです。

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「ストック時代」とは「ソフトデザイン時代」である

3月 28th, 2011

■ NPO法人福岡ビルストック研究会4周年記念&リノベーションミュージアム冷泉荘2周年記念にあたり市民フォーラムが行われました。

5名の方々が20分から30分ほど、それぞれの分野のお話をされました。
私は、以前から考えていた「ビルストック時代」について、勉強したことを発表しました。

■ 「ストック時代」とは「ソフトデザイン時代」である - ラフスケッチ

01.現在、日本は時代の大転換期である。
02.欲望の有限性が判明、「成長社会」から「脱成長社会」を覚悟しなければならない。
03.『「コンクリート」から「人」へ』とは、つまり、「ハードデザイン優位社会」から「ソフトデザイン優位社会」になったということ。
04.90年代中頃より、社会が変わり、新しい若者たち、「ニュータイプ」が出てくる。
05.大衆文化の波が、文化全体を飲み込み始め「フラット化」、文化的ヒエラルキーの崩壊。
06.「会社(仕事)中心社会」から「生活中心社会」へ。
07.「立身出世」重視から「ワーク・ライフ・バランス」重視志向へ。
08.多様性・流動化に惑わされない「自立した個の確立」が求められる。
09.第1の場所「住居」、第2の場所「職場」の他に、「自分」を保持できる場所「第3の居場所」が求められる。
10.単純なモデル設定による複雑なソフトインフラから「多様化・流動化に対応した単純・簡素なソフトインフラ」が必要。
11.今後30年、少子高齢化社会を乗り切るには「新コミュニティ」の創設が重要。
12.多くの分野で昭和の遺産を活用していく「ストック時代」を迎えている。
13.「ストック時代」とは、「人的」「知的」「技術的」「土木・建築・インフラ的」・・・を活用していく時代。
14.「ストック時代」とは「ソフトデザイン時代」である。

私が学校にいた頃、90年代前半はバブルの終盤でした。あの頃学校で学ぶのはハードデザインばかりでした。
建築ではポストモダン全盛期。ポストモダンが実感できなかったあの時代を今振り返ると、ポストモダンはバブルという
ハードデザイン優位社会の表現だったのではないかと思っています。
今世紀に入り、だんだん時代の変化を感し始めました。
それは、新しい感覚を持った若い者たちが出てきたことです。
彼らは繊細なる空気な感覚を共有しています。新しい感覚が社会の価値、生活を大変革していっています。
社会のソフトインフラ変更が変革の速さについていけず、宙ぶらりんの若者がどんどん増えていっています。
少子高齢化時代に国力を維持していくには昭和の遺産をいかに活用していくのか、つまり、ソフトデザインが必要です。
ソフトデザイン優位社会になった今、新しい感覚を活かした様々な方向転換が必要なようです。

NPO法人福岡ビルストック研究会4周年記念&リノベーションミュージアム冷泉荘2周年記念 市民フォーラム

3月 6th, 2011

■ NPO法人福岡ビルストック研究会4周年記念&リノベーションミュージアム冷泉荘2周年記念にあたり
市民フォーラムが行われます。

↓ 詳しくはこちらまで
http://www.reizensou.com/event/billstock4_rmreozen2_forum/

■テーマ:「耐震補強を施した築52年冷泉荘の動きから福岡のビルストック活用を探る!」
■ 日時:2011年3月12日(土)13:30〜16:00
■ 会場:リノベーションミュージアム冷泉荘B棟1階 2コ1多目的スペース
■プログラム
・「冷泉荘の歩み」  福岡ビルストック研究会  吉原勝己理事長
・「耐震補強の今」  野口豊高建築士 [野口豊高建築構造設計]
・「ビルストックの現場」 福岡ビルストック研究会 北嵜剛司研究員  [(株)スペースRデザイン]
・「 『THE SHARE』 コミュニティ型シェアオフィス構想~これからのワークスタイル~」
福岡ビルストック研究会 下野弘樹研究員  [Synergy-Plus]
・「福岡STYLE  ビルストック活用の考え方」
福岡ビルストック研究会  信濃康博副理事[信濃設計研究所 一級建築士事務所]
・「福岡ビルストック研究会4年間のまとめ」
福岡ビルストック研究会   小柳光平副理事 [CPM 米国不動産経営管理士]

■ 入場料:500円 (学生無料)
■ 定員:30名ほど(満席になりましたら締め切らせて頂きます)
■ 主催:NPO法人 福岡ビルストック研究会

■お問い合せ
NPO法人 福岡ビルストック研究会
〒810-0041 福岡市中央区大名2-8-18  天神パークビル3F
TEL. 092-721-5501     FAX. 092-721-5690
mail : office@npo-fbs.com      HP : http://www.tenjinpark.com

唐津街道、前原宿の見学

8月 30th, 2010

■唐津街道の前原宿を見学してきました。

「古民家蘇生工房」さんの古民家再生の事例をお聞きするために
ビルストック研究会の皆さんと糸島市前原中央にある「古材の森」
に行きました。講演が始まる前に古材の森内の喫茶店でお茶をして、
まち歩きをしました。

「古材の森」 古民家を再生して利用されています。


もとは旅館だったそうで、映画で見たことのあるような、見事な吹き抜けがありました。
1階は喫茶店になっており、和室の座敷にてゆったりとお茶を楽しむことができます。
ケヤキの大黒柱、マツの大梁、巾3尺もありそうな一枚ものの「ちょうながけ」仕上げの床板が
残っており、それぞれ見事に再生していました。

■前原宿


保存状態の一番よい建物「辰美商店」。これはいい!


明治から戦前期までの時代的雰囲気を彷彿とさせる瀟洒な建物。
病院として利用されています。
はたして、この建物はどういった歴史を歩んできたのでしょうか?

長田さんの看板を多く見かけました。

これも、まち歩きの一つの面白さです。

手描きの看板

夕日にそびえる鉄塔

■「古民家蘇生工房」さんの取り組みをお聞きして、思ったより予算をかけずに
再生できることがわかりました。
リノベーション同様、どの程度手をかけて再生するのかは大変幅が広く、一概に
坪単価でいってしまうことはできませんが、それぞれのレベルに合わせて古民家も
再生することができるとのことです。
古民家再生が一般的になる日も近いかもしれません。
■「古材の森」さんでは、古材や古建具を太宰府市のほうで販売しているとのことで、
機会がありましたら、そちらの方も見学したいと思っています。

まち歩き―冷泉地区

6月 22nd, 2010

■ 6月19日、福岡市中央区冷泉地区で福岡路地市民研究会の方々が主催した「まち歩き」に参加しました。

翌日、6月20日の西日本新聞に紹介記事が載りました。

福岡路地市民研究会には、福岡2000年の歴史を熟知していらっしゃる博多の市民歴史家の方がいらっしゃり、多くの歴史秘話をお聞きすることができました。こういったまち歩きでは、現状の実際の街並みと絡めてお話をお聞きできるので、ひとつひとつ実感しながら歴史的意味を知ることができます。

今回は、太閤町割の基本構造と福岡大空襲時の街の変化を中心に街を歩きました。なぜ現在の街がこのようになっているのかは、やはり、歴史的な出来事がいろいろあってのことであることがわかり、意義深いものとなりました。

「アラウンド冷泉公園未来のビンテージビルまち歩き」-02

7月 20th, 2009

「アラウンド冷泉公園未来のビンテージビルまち歩き』の記事が、
毎日新聞(福岡)に紹介されました。

090720-01

デザインには必ず時代性があらわれます。
ライフスタイルは時代の変遷と共に移り変わっていきます。
ライフスタイルの変化は必要な機能を変化させデザインを変えていきます。
技術は時代の変遷と共に移り変わっていきます。
技術の変化は時にライフスタイルに大きな変化を与えます。
地価は時代の変遷と共に移り変わっていきます。
地価の変化は時に建物の価値に大きな変化を与えます。

     建築は時間の呪縛から逃れられない。

まちあるきをし、建物を見学することは、逃れることのできない時間をさかのぼり、
人々が日々の生活のいとなみの中で作り上げた時代を読み解くことです。

■毎日新聞 地域 福岡 2009年7月20日(月)経済万華鏡 – 古い建物再活用
■「アラウンド冷泉公園未来のビンテージビルまち歩き」(アラビン)
主催:NPO法人福岡ビルストック研究会・吉原住宅 共催イベント
日時:7月11日(土)
見学建物:冷泉荘等、ビンテージビル全3軒(賃貸マンション)

「アラウンド冷泉公園未来のビンテージビルまち歩き」

7月 15th, 2009

7月11日(土)に第2回目の「アラウンド冷泉公園未来のビンテージビルまち歩き」が行われました。

RES07643
↑ NPO法人ビルストック研究会の事務局のある冷泉荘に集合

冷泉公園と川端商店街の間の細い路地にある築51年のRC 5階建てのビル「冷泉荘」。
ここを拠点に冷泉公園周辺の古い建物=ビンテージビルをみんなでみてまわる試みです。

RES07652
↑ まずは冷泉荘の屋上に上がってみました。

一般の方、まちづくりに関心のある方、マスコミの方、ビンテージビルオーナーの方、など
15名以上の方々がご参加されました。
なんと名古屋から来られた方もいらっしゃいました。

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↑ 手前には川端商店街のアーケードが見えます。奥には中洲の町が広がっています。
開放的な屋上・・・もっと利用価値があるように思います。
いい雰囲気のビンテージビルもいくつかみられます。

この後、築40年をこえる賃貸マンションの部屋を見学、
そして隣接するビルオーナーのご自宅の、なんと「防空壕」を見学させていただきました。
次に、もう一軒のビンテージビルの1室を見学させていただき、
古い建物の特徴と室内の特徴等をご説明させていただきました。

今回、3つの建物を見学しましたが、共通する特徴が顕著に見られます。
やはり、時代と共に建物も変わっていっていることが実感できます。

古い建物の特徴がわかってくると、こういった街歩きをしたときにいろいろ想像が膨らみ、楽しくなってきます。
そういった方々が増えてくることが、ビルストック時代において求められてきています。

「アラウンド冷泉公園未来のビンテージビルまち歩き」(アラビン)
主催:NPO法人福岡ビルストック研究会・吉原住宅 共催イベント
日時:7月11日(土)
見学建物:冷泉荘等、ビンテージビル全3軒(賃貸マンション)

RES07646
中洲流れの山を見ることができました。

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